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■自分が携わった作品なのに「クレジットが無い」
イベントは、日本アニメフィルム文化連盟(以下NAFCA)のキックオフイベントとして開かれた。代表理事を務める植田益朗さんはアニメプロデューサーで、サンライズ元常務、A-1pictures元社長などの経歴を持つ。アニメ業界についてファンとともに理解を深め、課題を整理し、より楽しく働ける業界にしていきたいと意気込む。
「鋼の錬金術師」「機動戦士ガンダム00」の監督を務めた水島精二さんは、アニメ映画の予告にスタッフクレジットが無いことが増えたと、憤慨している。記載を要望するも、通らなかったことがあると不満を訴える。植田さんも「機動戦士ガンダム」の制作進行を務めたときの経験を振り返り、クリエイターにとってクレジットは大切だと訴える。
「自分の名前がテレビに出た瞬間って、何とも言えない気持ちになるじゃないですか。だってそれはフィルムに全部自分の名前が焼き付くわけですから、その人のトラックレコードにもなる」
これに対しNAFCAの法務を担う石井逸郎弁護士は、「著作人格権」について言及した。著作物を公開する際に、著作者が氏名を表示するか決められる権利だ。
「監督も作品の著作者の一人であることは間違いないので、氏名の公表などは行われるはずです。しかし大体の契約書で、著作人格権の不行使をそれぞれのスタッフと結んでいるのが実情と思われます」
「呪術廻戦」の総作画監督や「るろうに剣心」のキャラクターデザインなどで知られる西位輝実さんは、キャラクターデザイナーが自ら手掛けたキャラクターについて、自身のインタビューや個展などで紹介できず、ファンサービスに用いることもできない現状に苛立ちを募らせる。
キャラクターデザイナーやアニメーターが制作会社などと契約する際にも、キャラクターという著作物に対し、著作人格権を行使しないよう買い取る契約が結ばれているという。
「平成9年7月17日の最高裁判所の判例に『キャラクター自体は抽象的な存在であって、それ自体には著作権はない』みたいな判決がありますが、作品自体に著作権があり、キャラクターであっても、みだりに複製などを行えば、著作権侵害になるという考え方がされます。実務ではキャラクターに著作権があるかのような契約が取り交わされています」(石井弁護士)URLリンク(news.yahoo.co.jp) 次ページは:「アニメグッズを買ってアニメーターを応援」は意味がない?