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「顔の見分けが付かないほど…」
50代のイムさんは数時間前に死亡した娘の最後の姿を繰り返し話した。
27歳の娘のパクさんは29日夜にハロウィーンイベントで盛り上がるソウル・梨泰院(イテウォン)の道路で倒れ、発見された時はすでに全身に多発性損傷を受けた状態だった。
地下鉄6号線梨泰院駅近くにいた彼女は押し寄せる人波に飲まれ惨事に巻き込まれた。
心臓マッサージを受けてソウル大学病院に搬送されたが生死の境をさまよい、酸素呼吸器を付け死闘したパクさんはこの日午後5時32分に重症患者室で死亡した。
遺族は「(パクさんは)早くから看護補助者として就職戦線に飛び込んだ。家庭のために嫌な仕事もいとわず母親の荷を減らすために20代初めで職を見つけた孝行娘だった」と話した。
今年初めにようやく全羅南道木浦(チョンラナムド・モクポ)の看護大学に進学したパクさんは時々母親に「私が看護師なったらお母さんは休んで」と話していたという。
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