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2030年冬のオリンピック・パラリンピック招致をめぐり、札幌市は、今月中旬に行う方向で調整を進めていた秋元市長と、IOC=国際オリンピック委員会のバッハ会長との会談が見送られることになったと発表しました。「IOC側との最終的な日程調整がつかなかったためだ」としています。
札幌市の秋元市長は今月14日から姉妹都市のドイツ・ミュンヘンを訪れる予定で、これにあわせてスイスのローザンヌにあるIOCの本部でバッハ会長と会談する方向で調整を進めていました。
これについて、札幌市は5日、「IOC側との最終的な日程調整がつかなかった」として会談は見送られることになったと発表しました。
秋元市長は滞在中、会談のほか、関連施設の視察や関係者との面会を計画していましたが、ローザンヌへの訪問は取りやめるということです。
2030年の大会をめぐってはIOCのバッハ会長が、札幌市など招致を目指す複数の都市との対話を進め、年内に候補地を一本化する方向性を示していて、札幌市スポーツ局は「引き続きIOCと継続的な対話を行う中で意見交換を進めていきたい」としています。
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