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(高雄中央社)南部・高雄市三民区で、ごみ屋敷となっていた住宅の清掃作業が26日から行われている。28日午前11時30分までにおよそ14.62トン分のごみが撤去されたものの作業は続けられており、市環境保護局(環保局)は今週末には終えられるとの見通しを示している。
地元の町内会長によると、問題の住宅は築約30年。およそ10年前から1人暮らしの男性が整頓を怠って物をため始め、悪臭を放つようになり、夏の暑い日などには路地一帯で異臭がするばかりか、害獣や害虫も発生し、隣家で半年間に捕獲されたネズミは100匹に上るという。
環保局は今年3~7月、廃棄物の処理や清掃に関する法律違反で13回にわたって男性を取り締まり、計3万8700台湾元(約17万2000円)の過料を科したが改善しなかった。見かねた区は警察や消防、衛生局などと対策会議を開き、清掃作業を行うことになった。
26日には清掃隊員43人とごみ収集車2台、資源回収車1台、消毒作業車1台が出動。1階部分から古紙やペットボトル、缶詰、家具、砂、土などが運び出された。27日にも範囲を広げて作業を行った他、28日には男性の飼い猫が見つかり、保護された。
環保局環境衛生管理科の蘇皇信科長によると、男性は58歳。衛生局と医師の判断により、病院で入院措置になったという。
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