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イーロン・マスク氏は7日、ツイッターにシェアされた共同通信の記事に「当たり前のことを言うようだが、出生率が死亡率を超えなければ、日本はいずれ消滅するだろう」とコメント。「世界にとって大きな損失になる」と警鐘を鳴らした。
記事は、先月15日に総務省が発表した2021年の人口推計に関するもの。日本の総人口は1億2,550万2,000人で、64万4,000人減少。人口は11年連続減少しており、減少数は1950年の統計開始後、過去最大となった。死者数(114万人)が、出生数(83万1,000人)を上回り、60万9,000人の自然減となった。外国人の数は、新型コロナウイルスによる規制により、2万5,000人減少した。人口構成に関して、14歳以下は、総人口の11.8%で過去最低を記録。65歳以上は過去最高の28.9%となった。
マスク氏は今年3月に掲載されたビジネスインサイダーのインタビューでも、出生率の問題に言及している。
マスク氏は「ほとんどの人は、人口が多すぎるという誤った印象の下で活動している」とした上で、「これは本当ではない。出生率は、狂ったように下がっている」と説明。「残念ながら、国連のばかげた人口推計は、まったく意味がなく、更新する必要がある」と主張した。
昨年、開発計画を明らかにした人型ロボット「オプティマス」が、出生率低下の問題に対するマスク氏なりの答えかと聞かれると、「人口増加率の低下の観点では役に立つだろう。しかし、これが続けば何が起きると思う?人類は死に絶える。これがわれわれが望んでいるものだろうか」と警告した。
一方で、人類が長寿を追求することには反対の見方を示し、「年長者が多いと、社会に閉塞感を生む。なぜなら彼らの大半が考え方を変えないというのが真実だからだ」と理由を語った。「人々が死ななければ、われわれは古い考えに埋もれ、社会は進歩しなくなる」と主張した。
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