22/02/14 21:29:33.14 H2sMqdW4aSt.V.net BE:535650357-2BP(1000)
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広東住血線虫症(カントンじゅうけつせんちゅうしょう、英:angiostrongyliasis)とは
広東住血線虫(Angiostrongylus cantonensis)の幼虫が寄生したために発生する人獣共通感染症である。
本症は、広東と付くものの、実際は、太平洋諸島、極東、東南アジア諸国、オーストラリア、アフリカ、インド、インド洋の島々、カリブ海の島々、北米など地球上に広く分布する[2]。
日本では、2000年に沖縄県で死者が出ただけでなく、沖縄県で本症病原体に汚染されたサラダの摂食による感染例まで報告された[3]。
また、オーストラリアでは、当時19歳だった男子学生が、友人達との悪ふざけでナメクジを食べたため本症にかかり、8年間の闘病の末に2018年11月2日に死亡した事例がある[4]。
さらに、アメリカ合衆国のハワイ州では、2018年に10例、2019年5月までに5例と患者数は増大傾向にある[5]。
病原体に汚染された野菜、手指、飲料水などを摂取した事によっても発生し得るため[3]、注意が必要である。
なお、本症病原体はナメクジだけでなく、タニシなどにも多数認められる。
様々な動物に感染し得て、ヒラコウラベッコウガイからは勝手に広東住血線虫が体外へ出て行く事も確認された[3]。
アフリカマイマイに起因すると考えられる発症例の報告もある[2]。
ヒトでは中間宿主や待機宿主によって汚染され、幼虫が混じった食品や水の摂取により寄生が成立する。
感染から発症までは 12日から28日程度とされ[1]、ヒトの体内に侵入した第3期幼虫の多くは中枢神経系へと移動し、
出血、肉芽腫形成、好酸球性脳脊髄膜炎などを引き起こす[2]。
なお、第3期幼虫が中枢神経系へ移動する理由としては、免疫システムからの回避、成長に必要な脳由来酵素の獲得、槍型吸虫やロイコクロリディウムのような宿主のコントロールといった仮説が挙げられる。
特効薬はない
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