22/01/01 01:41:19.72 lYjABhjZ0●.net BE:676171548-2BP(2000)
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「強い」経済は共産党にとって資本主義批判という点から見れば妥協か?
本田_______________
志位さんのおっしゃった「強い経済」という方向が、問題含みの資本主義を延命することを暫定的に主張してしまうことになるのかもしれないと思いながら、いまの資本主義が滅ぶとか、資本主義を変えていかなきゃいけないと思っていない人たちに、共感・賛同してもらうためには、こうした打ち出しが必要だとも感じます。
「やさしくて強い経済」というスローガンを打ち出すとおっしゃったのは、日本共産党の資本主義に対する批判という点からみれば、相当主張を曲げていただいたのではないでしょうか。
志位_______________
いやいや、そうじゃないんですよ(笑い)。マルクスの『資本論』のなかに、とても印象的な叙述があるんです。
19世紀のイギリスで、人類初めての工場法ができました。
とくに1848年から50年の時期に、「1日10時間」に労働時間を規制する工場法がつくられた。
マルクスは『資本論』のなかで、いろいろな角度から工場法の歴史的意義に光を当てているのですが、工場法がつくられる前のイギリスというのは、長時間労働がまったく野放しですから、労働者階級は肉体的にも精神的にも健康を失ってしまう。
児童労働も野放しですから、子どもの成長にも障害がつくられる。
そのことによって、イギリスの資本主義の全体が行き詰まっていくのです。