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ネット通販大手・アマゾンの配達の仕事を請け負う個人ドライバーたちの間で、恐れられていることがある。通称「アカバン」、アカウントの突然の停止だ。
アマゾン側は「ドライバーの異議申し立ての機会を設けている」と主張するが、配達員側からは、その理由が不透明という指摘も。
どんなケースがあるのか。
突然のメールでアカウント停止
「サービス規約違反により、このEメールを持ちまして、アマゾンフレックスとの契約を解除いたします」
アマゾンとの委託契約で荷物を配達していた東京都内の30代のドライバー男性のもとに、昨年10月ごろ、アマゾンジャパン(東京)から突然メールが届いた。予約や配達のために使う個人アカウントが停止され、仕事ができなくなった。
こうしたアカウントの停止は、アカウントとban(禁止する)を掛け合わせ、ネットスラングで「アカバン」と呼ばれる。
男性は、個人ドライバーと配達案件をマッチングするサービス「アマゾンフレックス」を通じ、アマゾンと業務委託契約を結んでいた。
同社は、日本では2019年に東京でスタート。現在は首都圏や大阪などで運営し、配送拠点は約30カ所ある。
仕事を始めたのは2年ほど前。午前