10/06/11 18:14:32
中小企業向け融資を手がける日本振興銀行(東京都千代田区)が金融庁の検査を妨害したとして、
警視庁は11日、銀行法違反(検査忌避)の疑いで、同行本社など関係先を家宅捜索した。
これに先立ち、金融庁は同行と、検査妨害に関与したとされる役職員らを同罪で警視庁に刑事告発した。
金融庁が銀行を同罪で告発したのは、平成16年10月のUFJ銀行(当時)以来2度目。
捜査関係者や金融庁などによると、役職員らは同庁が昨年6月~今年3月に実施した検査で、
業務上の大量の電子メールを保管先のサーバーから意図的に削除した疑いが持たれている。
削除されたメールには、出資法で定める上限金利(29.2%)を大きく上回る
45.7%の金利で貸し出しを行っていたことを示す内容などが記されていたとされ、
振興銀の業務実態を把握するのに影響を及ぼしたという。
金融庁は先月、振興銀に法令違反があったと認定し、一部業務を4カ月間、停止するよう命じる行政処分を出した。
振興銀の西野達也社長も11日、「メールの削除はあった。役員を含む数名が関与した」と不正を認めた。
民間信用調査機関によると、振興銀は創業メンバーで金融庁元顧問の木村剛氏を中心として16年に開業したが、
22年3月期決算では赤字に転落。木村氏は5月10日に会長職を引責辞任している。
ソース MSN産経 2010.6.11 16:44
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