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火星を周回する探査機3機から送られたデータを組み合わせて、これまでにないタイプの地質図が
作られた(2010年6月7日公開)。かつて火星に広大な湖が複数存在していたことを示す有力な証拠となる。
この地質図は、火星の軌道を周回する探査機バイキング、マーズ・オデッセイ、マーズ・グローバル・
サーベイヤーの3機から送られたデータを合成し彩色処理を施して作成された。火星の南半球にある巨大な
クレーター、“ヘラス盆地”の岩や鉱物を色分けして示している。
この画像はヘラス盆地東部のリム(クレーターの縁:赤から黒の部分)と底(青い部分)で、こうした
画像を基に、火星の表面に複数の堆積鉱床が存在していることがわかるという。これらの堆積鉱床は火星に
液体の水が存在していたとされる35億~45億年前に形成されたと考えられ、地表の岩石が風化し、長期間
かつ大量に存在する水の底に堆積してできる種類のものと合致する。
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