10/06/04 21:20:07
中国国家航天局(CNSA)は北京時間6月2日23時53分(日本時間6月3日0時53分)、四川省の
西昌衛星発射センターから、測位衛星「北斗導航衛星4号機」を載せた「長征3号丙」ロケット
(Long March 3C)を打ち上げた。打ち上げられたロケットは順調に飛行し、衛星が所定な軌道
に投入され、打ち上げが成功した。
北斗衛星ナビゲーションシステム(Compass Navigation Satellite System)は、アメリカのGPS、
ロシアのグロナス(GLONASS)、ヨーロッパのガリレオ計画に対抗した中国独自の衛星測位システムである。
中国はこれまで4基の測位試験衛星を打ち上げており、2007年4月に第2世代の測位衛星1号機「コンパスM1」、
2009年4月に「コンパスG2」、2010年1月に「コンパスG1」を打ち上げ、今回打ち上げられたのは
第2世代の4号機である。
中国は2020年までに計35機の「北斗衛星」を打ち上げ、衛星コンステレーションを構築し、地球全体
カバーできる衛星測位システムの完成を目指すという。なお、今回の打ち上げは長征ロケットシリーズに
とって124回目の打ち上げだった。
ソース:URLリンク(www.sorae.jp)
画像:「長征3号丙」ロケット(Long March 3C)
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