10/05/30 16:14:00
来月7年ぶりに地球に帰ってくる小惑星探査機「はやぶさ」が最後に地球に放出する、小惑星の岩石が
入った可能性のあるカプセルを回収するため、29日夜、日本の研究者らがカプセルの落下予定地の
オーストラリアに向けて出発しました。
成田空港からオーストラリアへ出発したのは、宇宙航空研究開発機構の技術者や科学者などでつくる
「回収隊」のメンバーのうち先発隊の8人です。「はやぶさ」は、地球から3億キロ離れた小惑星「イトカワ」に
着陸し岩石の採取を試みたあと、度重なるトラブルに見舞われながらも飛行を続け、来月13日、7年ぶりに
地球に帰還する予定です。その際、「イトカワ」の岩石の入っている可能性のあるカプセルをオーストラリアの
砂漠に落下させる計画で、「回収隊」は、カプセルが発する弱い電波をたよりに、広大な砂漠の中から見つけ
出すのが任務です。
小惑星の岩石が入っていれば太陽系の起源を解明する手がかりが得られる可能性があり、回収隊のリーダーの
國中均教授は「なんとしてもカプセルを見つけて日本に持ち帰りたい」と話しました。一行は、現地で食料などを
調達したうえで来月2日に日本を出発する回収隊の本隊と合流し、「はやぶさ」の帰還に備えることにしています。
ソース:URLリンク(www.nhk.or.jp)
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