10/05/08 17:17:29
1968年2月の「金嬉老事件」の舞台となった静岡県・寸又峡の「ふじみや旅館」のおかみ望月英子さん
(71)が、館内に事件の関係資料を展示し、一般公開を始めている。金嬉老元受刑者は3月に韓国で死去。
望月さんも事件を忘れたいと思っていたが「記憶が風化する」「残した方がいい」という周囲の声に押され
資料館のオープンに踏み切ったという。
金元受刑者は、静岡県内で2人を射殺後、ふじみや旅館で客ら13人を人質に88時間立てこもった。
在日韓国・朝鮮人差別への怒りをマスコミを通じて訴え、日本社会に大きな反響を呼んだ。旅館1階の
広間の棚には、当時の取材記者から送られてきた新聞記事などが並べられ、壁にはライフルを持った
金元受刑者の写真がある。展示資料は200点以上。
夫と子ども3人の家族で人質になった望月さんの記憶は鮮明だ。ダイナマイトの束やライフル弾が
山積みになった旅館2階の6畳間で、金元受刑者から「地区全体が火の海になるぞ」と脅された恐怖は
今も忘れられないという。「ようやく一区切り付いた。事件は私が背負って終わりにしたい」と話す望月さん。
ソース:URLリンク(www.47news.jp)