10/04/07 22:02:55
大阪市営地下鉄でミスが続発している市交通局は7日、市バスで2007年度からの3年間に人身事故や
トラブルが48件あり、国土交通省近畿運輸局に報告していたことを明らかにした。
うち45件については「明確な基準がなかった」として公表していなかった。こうした隠ぺい体質が職員の
安全意識の低さにつながった面も否定できず、市交通局は「今後は公表することによって乗務員の安全
意識を高めていきたい」として公表基準を定める考えを示した。
48件の内訳は▽07年度13件▽08年度9件▽09年度26件。
このうち車内外の人身事故は19件。バスが交差点を右折しようとした際に横断中の86歳男性と接触し、
男性が骨折したケースや、停留所からバスが発進した際にまだ座っていなかった77歳の乗客女性が転倒し、
骨折した事故など、運転手の不注意が事故の一因とみられるものもあった。
また、営業運転中にバスのタイヤがパンクしたり、ラジエーターから冷却水が漏れてオーバーヒートしたり
したトラブルも29件あった。
しかし、同局が公表していたのは、08年7月に都島区内でバスの入り口の扉を半開きにしたまま、
停留所から20~30メートル運行したミスと、市バス料金の過徴収ミスの2件だけだった。
同局は、07年度から3年間に市営地下鉄で起きた127件のトラブルについて国交省に報告していたが、
うち54件は「重大事故の恐れはない」として公表していなかった。
記事
読売新聞
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)