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自民党の中曽根康弘元首相は30日放送されたNHKの報道番組で、日米核密約について、首相在任中に外務省から
「文書はないが慣行と信頼関係で米国の核がそのまま入ってきている。領海通過を良識で黙認している」との説明を受けていた
と明らかにした。
非核三原則との整合性に関しては「米艦船はいちいち核を外せない。あうんの呼吸で恐らく(核を)持っているんだろうと想像
していたが、あえてそれを言わせる必要はない。政治上の知恵だ。それまでノーと言ったら安全保障は成り立たない」と理解を
求めた。
国民への説明責任については「機密まで明らかにすると外交上不利益な場合が多い。世界の国はみな機密を持っている。
日本も同じだ。どの程度機密にしておくことが望ましいか、政治家は年中配慮しなければならない」と述べた。中曽根氏は1982年
から87年まで首相を務めた。
ソース(日本経済新聞・共同通信) URLリンク(www.nikkei.com)