10/02/05 22:19:57
★英紙がトヨタ批判 リコール、欧州にも飛び火
【ロンドン＝松井学】トヨタ自動車による大規模リコール（無料の回収・修理）問題は、
４日付の英主要紙が１面や社説で大きく取り上げた。
欧州でもくすぶってきた批判が一気に噴き出し、すぐに収束しそうにない。
英タイムズ紙は社説で「帝国を築くのは骨が折れるが、壊すのはたやすい」と指摘。
英国内のトヨタ車約１６０万台のうち、９台に１台に当たる約１８万台がリコール対象になると説明し、
信頼性の上に築かれたブランドが、信頼を損ねる事態を招いたと批判した。
大衆紙デーリー・メールは１面で「あなたのトヨタは運転するな」と大見出しを掲げた。
米運輸長官が３日、「リコール対象の車には乗らないで」と述べたことを引用した見出しだが、
同長官はその後、発言は勇み足だったと撤回している。
大衆紙サンは、一連の問題の発端となった昨夏の米カリフォルニアで「レクサス」が暴走、
４人が死亡した事故の詳細を取り上げた。
フィナンシャル・タイムズ紙は、リコールに踏み切る経緯を含めたトヨタの対応の遅さを問題視した。
トヨタは欧州で販売した「ヤリス（日本名ヴィッツ）」など８車種、
最大１８０万台を対象にリコールを実施すると発表している。
中日新聞 URLﾘﾝｸ(www.chunichi.co.jp)