10/02/04 14:17:45
★国保 保険料収納率が過去最低
自営業者などが加入する国民健康保険は、昨年度の保険料の収納率が88.35%と、
収納率が高い高齢者が後期高齢者医療制度に移行したことなどで、
過去最低の水準となっていることが、厚生労働省のまとめでわかりました。
厚生労働省によりますと、自営業者や農家などが加入する国民健康保険は、
去年6月の時点で2144万世帯が加入していますが、昨年度の保険料の収納率は、
金額ベースで88.35%と、今の制度が始まった昭和36年度以来、最低の水準となっています。
これは、ほかの世代に比べて収納率が高い高齢者の一部が、
おととし4月から国民健康保険から後期高齢者医療制度に移行したことや、
景気の悪化が原因だということです。
また、昨年度の国民健康保険の決算は、制度改正で高齢者の医療費についての
負担金が減ったため、前の年度よりは改善したものの、2384億円の赤字の
見込みになっている一方、今回初めてまとめられた後期高齢者医療制度の決算は、
1420億円の黒字となる見込みです。
厚生労働省は「国民健康保険は厳しい財政状況が続いており、
収納率を上げる努力を行うよう、自治体に指導していきたい」と話しています。
NHK URLリンク(www3.nhk.or.jp)