10/02/04 06:39:02
★プリウス、1月生産車は既に対策 トヨタ公表せず、疑問の声も
人気ハイブリッド車「プリウス」のブレーキに苦情が相次いでいる問題で、
トヨタ自動車が1月から生産している車には既に対策を施したことが3日、分かった。
ただ、公表はしておらず、それまでに生産、販売した車の顧客への対応が、
結果的に後手に回ったことになる。トヨタの姿勢を疑問視する声が出る可能性もある。
トヨタは欧米などで別の大規模リコール(無料の回収・修理)問題も抱えている。
海外に加え、品質問題が国内にも拡大すれば、高品質で世界を席巻した
トヨタのイメージに大きな打撃となるのは必至だ。
苦情を受けたのは昨年5月に発売した新型プリウス。すべて日本で生産している。
国土交通省には14件の苦情が寄せられているが、トヨタが販売店を通じて把握したのは77件。
それらの声に押される形で対策をとったとみられる。
佐々木真一副社長は同日、直嶋正行経済産業相と前原誠司国交相を訪れ、
リコール問題やプリウスの苦情に関し、原因や対策などを報告した。
佐々木副社長は訪問後、記者団に対し、プリウスのリコールに踏み切るかは
「不具合の内容によりけりで、調査中だ」と述べるにとどめた。
岐阜新聞 URLリンク(www.gifu-np.co.jp)
★プリウス、今年に入り対策…トヨタ副社長説明
トヨタ自動車が新型「プリウス」の今年1月の生産分から、
ブレーキ不具合への改善策をとっていることが3日、明らかになった。
佐々木真一副社長が同日、直嶋経済産業相に「ブレーキをコンピューターで
制御する範囲を変更することで改善できる」「今年から(改善策を)講じている」と報告した。
佐々木副社長は同日夜、記者団に対し、昨年末までに生産・販売し、
対策を講じていないプリウスについては「1件1件精査して改良を検討する」と述べた。
一方、前原国土交通相は記者団に対し、国交省が独自調査したうえで
「リコールに該当するかどうか判断する」との考えを示した。
国交省によると、
「プリウス」の不具合情報は、昨年7月に千葉県松戸市で起きた衝突事故を除いて13件ある。
トヨタは販売店などに寄せられた分を含め計77件を把握しているという。
讀賣新聞 URLリンク(www.yomiuri.co.jp)