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'76年の田中角栄逮捕、'93年の金丸信逮捕は、東京地検特捜部の歴史に燦然と輝く
金字塔だ。腐敗した「巨悪」を狙う特捜部の伝統は、受け継がれるのか――疑獄事件の
表裏を知り尽くした二人の、火花散る対論。
立花 石川知裕(衆議院議員)と池田光智という二人の元秘書、さらには公設第一秘書の
大久保隆規まで逮捕したことで、東京地検特捜部は政権の最高権力者である小沢一郎・
民主党幹事長と全面対決することになりました。
特捜部が勝つにせよ、小沢が勝つにせよ、負けたほうが再起不能になるほどのダメージを
負うことが確実な勝負の火蓋が切られたということだと思います。
今回の件であまりに異常に思えるのは、至るところで驚くほど多額のキャッシュ(現金)の
受け渡しがあるということなんですね。
たとえば、小沢が買ったという東京・深沢の土地購入代金4億円は、
小沢自身が現金で用意し、石川秘書(当時)に手渡したという。
4億円と簡単に言いますが、1万円札の重さはほぼ1gなんです。
1億円だと10kg、4億円なら40kgですよ。
海外旅行用の大型トランク2つに荷物をいっぱいに詰め込んで、
持ち運ぶようなものです。政治の裏の世界では昔からそういう異様なことが行われている。
ロッキード事件でも金丸事件でも億単位の現金が本当に動いている。
宗像 私自身の長い捜査経験からすると、カネをキャッシュで動かすというのは、
あとでカネの動きを追いかけられないようにするためにやるわけですね。
銀行の口座取引とか、いろんな証票が残るようなものは使わない。
だから、大金が現ナマで動いたというときには、「何かあるな」というのが我々が捜査するときの基本的な考え方です。
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