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去年１２月の有効求人倍率は、前の月から０．０１ポイント上昇し、０．４６倍となり、
４か月連続で改善しましたが、去年１年間の平均の有効求人倍率は、０．４７倍と
過去最悪となりました。一方、完全失業率は、前の月から０．１ポイント下がって
５．１％となり、２か月ぶりに改善しました。
厚生労働省によりますと、去年１２月の、仕事を求めている人１人に対し、
企業から何人の求人があるかを示す有効求人倍率は、前の月から０．０１ポイント上昇し、
０．４６倍となりました。有効求人倍率が改善したのは４か月連続で、
正社員の有効求人倍率も、０．２８倍と、前の月から０．０１ポイント上昇しました。
しかし、去年１年間の平均の有効求人倍率は、０．４７倍と、
統計を取り始めた昭和３８年以来、過去最悪となりました。
一方、総務省によりますと、去年１２月の就業者数は６２２３万人で、
前の年の同じ月より、１０８万人減る一方、完全失業者は３１７万人と
４７万人増えました。この結果、季節による変動を除いて計算した
完全失業率は、５．１％となり、前の月からは０．１ポイント下がって
２か月ぶりに改善しました。
去年の有効求人倍率が過去最悪だったことなどについて、
厚生労働省は「厳しい雇用情勢をあらわしており、対策に全力をあげていきたい」と話しています。
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