10/01/26 20:33:20
★愚問ですが 自民党、やっぱりダメですか 舛添要一前厚労相に聞く
21日の衆院予算委員会では、鳩山由紀夫首相の偽装献金問題や、
小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体の土地購入を巡る事件などを攻め切れず、
精彩を欠いた自民党の谷垣禎一総裁。やはり自民はダメなのか。
「ポスト谷垣」とも目される舛添要一前厚生労働相に新党結成の可能性などを聞いた。【小松やしほ】
◇接着剤の「権力」なくなりバラバラ 「新党」発足させるか「乗っ取り」か
◇「動く時は動く」
--民主党の一連の問題をどう見てますか。
舛添前厚労相 片や国民が生活に困っているのに「生活が第一」と言っている人が、
月に1500万円ももらっていた。その感覚はどうか。
総理大臣なら、上申書を出して贈与税を払えば、それでいいのか。
小沢さんについては、十分な説明を得ていないと、国民の9割以上が思っている。
八ツ場(やんば)ダムはだめだけど、胆沢ダムはいいんですか。ダム・ゼネコン・金という話は、
古い自民党そのまま。何のための政権交代だったのかという思いは、国民にあると思いますよ。
私の提案は企業・団体献金を一切やめる。その代わり、政党交付金を倍増する。
政治浄化税として収入の1万分の1、1万円のうちの1円でいいから国民に払ってくれと。
そうすれば、企業や団体からお金をもらわなくて政治ができる。
業界や企業から金をもらうと、業界や企業を見て仕事をする。政官業の癒着になる。
それが政治を悪くしてきた。それを言わないとダメなんですよ、自民党が。だから支持率が上がらない。
--だから自民はダメということですか。
舛添前厚労相 揚げ足を取ってばかりで政策を言わない。
だけど、首相の問題は弟(鳩山邦夫・衆院議員)も同じ。
西松建設の問題にしても、二階(俊博前経済産業相)さんはどうなんだと。
両方の党にいるわけですよ。新しい感覚の人を集めないと自民も民主もダメだというのはそれです。
最大の問題は、鳩山内閣の支持率が下がっても、我が党の支持率は上がるどころか下がっている。
それがなぜか分かっていない。曲がりなりにも、選挙に勝った人たちだから、苦しい戦いを忘れちゃったんです。
あの議員さんはいいけど、自民党にいる限りはダメという国民の反応は変わっていない。
自民党が嫌なんです。そこまで忌み嫌われているということが分かっていない。自民は終わった。
そんなものを再生してもしょうがない。だから新生=新しく生まれ変わるという言葉しか、私は使わないんです。
--新しい感覚の人を集めて新党を作る可能性は。
舛添前厚労相 状況を見ながらやらないといけない。連立政権だから仕方がないが、
例えば旧社会党的な考えの人が民主党にいる。我が党の中にも社会主義的なのがいる。
いずれ政策を中心に組み直しをしないといけない。
なぜ国民新党と社民党のような水と油が一緒になっているかというと、権力が接着剤になっているからです。
自民党がバラバラになりそうなのは、権力がなくなったから。接着剤がなくても一つになるには、政策しかない。
同志を集めてマジョリティーになるように、選挙の度に増やしていくしかないんです。(続く)
毎日新聞 URLリンク(mainichi.jp)
続きは>>2-4