10/01/26 17:48:30
捜査情報を漏らす見返りに元暴力団組員から接待を受けたなどとして、収賄などの罪で
懲役1年8月の実刑判決を受けた三井環元大阪高検公安部長(65)が
先週18日、満期で静岡刑務所を出所した。検察庁の調査活動費(調活費)の
不正流用疑惑を告発しようとした元“獅子身中の虫”は、出所後も検察批判のオンパレード。
対検察戦争を展開する民主党との連携も視野に入れているようだ。
神戸市内でインタビューに応じた三井氏は、26日に上京して新党大地の鈴木宗男代表や
村上正邦元参院議員らと会談することを明らかにした。
「検察の組織的裏金作りの問題追及への動き。民主党議員らにも会いたい」という三井氏。
国会議員も巻き込んで検察批判のシンポジウムなども開催して持論を訴えていきたいという。
三井氏は2002年4月、検察庁の調活費不正流用疑惑を告発するため、
テレビ番組の取材を受ける準備中に、大阪地検特捜部に逮捕された。
1、2審で「口封じの立件で公訴権の乱用」などと無罪を主張。2審判決は、
調活費の一部が不正流用されていたことや検察当局が三井被告の告発を
憂慮していたことを認める一方で、「逮捕が違法になったりするものではない」と判断。
上告も棄却され、08年10月から服役していた。
この1月に満期で出所したが、折しも小沢一郎幹事長の事件をめぐり
民主党と検察が全面戦争を行っているだけに、関心はひとしお。
一連の捜査について「民主党は取り調べの可視化など、検察側にとって
都合の悪い改革を進めようとしているために狙われたのだろう」としたうえで、
「検察は自民党政権とまだ一体になっている。どの程度までの証拠をつかんだのか疑問」と批判。
さらに、民主党に対し、「防戦だけではダメ。検事総長を証人喚問し、
裏金問題を追及すればいい」と対決をあおっている。
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