10/01/24 19:51:59
「就活くたばれデモ」と銘打った大学生たちのデモ行進が2010年1月23日、
東京のオフィス街で実施された。「就活のバカヤロー!」と書かれた横断幕をもって
「希望がないよ!」などと訴えた学生のほとんどは、デモ初体験。
ネット掲示板で生まれた着想が、バーチャル空間での議論を経て、
リアルな共同行動につながった。
デモには、東京都内の大学生を中心に10数人の若者が参加した。
ほとんどが男性で、女性は1人だけだった。午後2時半、銀座1丁目の公園を出発したデモ隊は、
オフィスビルや店舗が建ち並ぶ外堀通りを北上。東京駅前にある
リクルート本社の前を通過して、日本橋までの約2キロを歩いた。
学生たちは「お先まっくら」「毎日いきづらい」などと書かれたダンボール紙を手にもって、
「就活茶番!」「勉強させろ!」「希望がないよ!」とシュプレヒコールをあげた。
ただ、今回初めてデモに参加したという学生が大半だったこともあり、
総じておとなしい印象。沿道の人達は「いったいなんだろう」という表情で見守っていた。
今回のデモは、2009年11月に札幌で実施された「就活くたばれデモ」に刺激された
東京の大学生たちが中心となり、インターネット上で企画された。
きっかけは、ネット掲示板「2ちゃんねる」の大学生活板に「関東でも就活くたばれデモをやろう」と
呼びかけるスレッドが立ったことだ。その後、だれでも自由にページを編集できる
「WIKI(ウィキ)」や、見知らぬ人たちがネットで議論できる「Googleグループ」といったネットサービスを活用して、
企画を煮詰めていった。Googleグループに参加したのは約30人。東京にかぎらず北海道から沖縄まで
全国の若者が語り合った。その結果、就職情報サービスを運営するリクルートにアピールしようということになり、
本社がある東京駅周辺でデモを実施することが決まった。
URLリンク(www.j-cast.com)