10/01/24 01:16:53
東京地検の事情聴取を受けた民主党の小沢一郎幹事長。党内からは表だった批判や
幹事長辞任を求める声は出ていないが、小沢氏が指揮した昨夏の衆院選で初当選した
新人議員らは、有権者の風当たりの強さを感じている。
東京4区選出の藤田憲彦衆院議員は「朝の街頭演説や夜の新年会で厳しい意見にさらされている。
不安がないと言えばうそになる」と明かす。しかし「小沢氏が潔白というならば、
幹事長を辞任するべきではない」という立場だ。
「地元では『潔白なら聴取に応じるべきだ』との声をたくさんもらっていた」と話すのは
横粂勝仁衆院議員(比例南関東ブロック)。「(聴取に応じた)小沢氏の姿勢は支持する。
しっかりとした説明があれば国民の理解も得られると思う」と訴えた。
国会議員の秘書経験がある村上史好衆院議員(大阪6区)は「4億円もの出し入れがあれば
議員はもちろん把握していなければならない。検察に対しても納得のいく説明をしたはず」。
阪口直人衆院議員(和歌山2区)は「かつて秘書だった人が逮捕された。道義的、
政治的責任はあると思う」と指摘。「予算委員会は当初『政治とカネ』一色だった。
本来の国会審議に戻すには小沢氏がしっかりした説明責任を果たすことが必要だ」と強調した。
一方、批判の声が少ない党内事情を先輩格の中堅衆院議員は「幹部には小沢氏を追い詰めて
党を割って出られたら困るという思いが強い。若手は小沢氏への恐怖心からか、
面と向かって批判をするような雰囲気はない」と解説した。
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