10/01/14 19:14:35
理化学研究所などは14日、仁科加速器研究センター(埼玉県和光市)の加速器リングサイクロトロン
から発生する重イオンビームを照射する方法で突然変異を引き起こし花を咲かせるため、
冬の寒さを必要としないサクラの新品種「仁科乙女」を開発したと発表した。
通常のサクラは、花を咲かせるためには一定期間低温にさらされなければならず、
春以外の季節に咲かせるには冷蔵庫などが必要で、商業ベースには乗りにくかった。
同センター生物照射チームの阿部知子チームリーダーらは、
山形県で栽培される「敬翁桜」という品種の枝に加速した炭素イオンビームを照射。
この枝を接ぎ木して育てたところ、約5カ月の間隔で年に2回咲くものが見つかった。
さらに、気温15~20度に保った温室で育てると、春から秋にかけて花が断続的に咲き、
従来品種のように冬の寒さが要らないことも判明。逆に屋外で冬の寒さにさらすと、
春には従来品種の約3倍の花が一斉に咲くことも分かった。
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