10/01/07 15:11:53
★ハイブリッド車を凌駕も
ガソリンエンジンで1リットル当たり32km走る小型車を開発したマツダ。軽量化やエンジンの改良を重ね、
ハイブリッド車に迫る高燃費を達成した。新興国でのクルマの普及に向けて、さらなる燃費の改善が急がれている。
「1リットルのガソリンで32km走行できるクルマ」と聞けば、まず思い浮かべるのは
トヨタ自動車「プリウス」やホンダ「インサイト」などのハイブリッド車だろう。
ハイブリッド車はモーターとエンジンを併用して走行することで、燃料消費を抑えている。
だがリッター30kmを超える燃費はハイブリッド車だけの独壇場ではなくなりそうだ。
マツダが開発したコンセプトカー「清(きよら)」は、ガソリンエンジンの改良で、
リッター32kmの燃費を実現した。正確に言えば、国土交通省の燃費基準10・15モードでの燃費だ。
同じ基準でトヨタのプリウスが38km、ホンダのインサイトは30km。10・15モードだけで見れば、
マツダの清はインサイトを超える燃費をガソリンエンジンで達成したことになる。
●「デミオ」より約40%向上
清のエンジンは排気量1300ccで、マツダの小型車「デミオ」と同サイズ。
デミオの燃費は10・15モードで23kmなので、清はデミオよりも約40%も燃費を改善したことになる。
その改善のポイントは大きく分けて2つある。
まずは動力部。エンジンの改良で15%、変速機の摩擦軽減で5%、停車時にエンジンを休止する
アイドリングストップで10%が改善された。動力部以外では、減速時のエネルギーを電力として
回収・再利用する回生技術で5%、デミオから100kgの軽量化と空気抵抗の低減で5%が向上した。
◆40%燃費改善の内訳 図1 URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)
マツダが開発したコンセプトカー「清(きよら)」は排気量が1300ccで、現行の小型車「デミオ」と同じサイズ。
リッター23kmのデミオに対して、清は40%の燃費改善を達成した
清はこれまでに積み重ねた様々な技術改良の集合体だが、
特にエンジン部分は燃費向上の3分の1以上を占めており、今回の開発の肝と言える。
エンジンはガソリンと空気の混合気を燃やして動力を得る。
この時に発生した燃焼エネルギーのうち、クルマの駆動力として路面に伝わる力はわずか2割程度になる。
残る8割近くは、摩擦熱や排熱として失われてしまう。
この無駄を改善する余地は多い。マツダ・パワートレイン開発本部の岩本朗主幹は
「燃焼のタイミングをもっと微細に調整すれば、少ない燃料で効率よく動力を得ることができる」と説明する。
そのために、マツダでは数年前からエンジンの開発に新しい手法を導入した。カギは「見える化」だ。
日経ビジネス・オンライン URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)
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