09/12/26 19:25:15
鳩山由紀夫首相は26日、ラジオ日本の番組収録で、米軍普天間飛行場=沖縄県宜野湾(ぎのわん)市=の移設先について
「抑止力の観点から見て、グアムに普天間のすべてを移設させることは無理がある」と述べ、米領グアムへの移設の可能性を否定した。
移設先をめぐっては、連立与党の社民党がグアムへの移設を主張している。
普天間問題をめぐる関係閣僚の発言が食い違ってきたことを「本来なら首相あるいは防衛相だけにするとか、1人だけが発言するように
とどめておかなければいけなかった」と振り返った。
憲法をめぐっては「9条の話ではなく、地方と国のあり方を大逆転させる地域主権に関する憲法改正をしたい気持ちはある」と述べ、
9条を改正しない形の改憲論議に意欲を見せた。「首相が憲法改正を声高に主張するとうまくいかない。党で指導力を発揮して
(一定の結論を)まとめ、連立や超党派で議論することが大事だ」とも語った。
また首相は政治主導に関して「私は今まで大臣を1つもやっていない人間で、官僚任せの部分が見えてなかったところもある」と述べ、
経験不足を認めた。
ソース(MSN産経ニュース) URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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鳩山由紀夫首相の民放ラジオ番組収録での発言は次の通り。
【憲法改正】
一、地方と国の在り方を逆転させる地域主権(実現)という意味での憲法改正をやりたい。必ずしも9条の話ではない。できる限り
ベストな国の在り方のための憲法をつくりたい。
一、安倍晋三元首相が大上段から改憲を唱えた瞬間、議論のすべてがストップした。首相の憲法順守規定がある中、声高に主張
するとうまくいかない。
一、党の中でしっかりと議論をしてほしい。むしろ超党派で議論することが非常に大事だ。
【普天間飛行場移設】
一、米軍の抑止力の観点から、米領グアムに普天間のすべてを移設させるのは無理があるのではないか。
一、グアムへの全面移設の可能性を否定したくはなかったし、可能性を検討すべき時はあった。ある程度は移るが、全部ということには
ならない。
一、ぶら下がり取材で多少サービスする発想になり、発言の少しの違いを拡大されてしまった。決まるまではしゃべらない方がいいと指摘
されたが、その通りだと反省している。
一、他の閣僚ともしっかり打ち合わせをして、話すべきでないところは話すべきでなかった。閣僚も自分の思いを正直に話してきたきらい
もあった。
ソース(共同通信) URLリンク(www.47news.jp)