09/12/04 08:43:25
生鮮食品などの激安商品を売りに大阪府内でスーパーを展開している「スーパー玉出」(本店・大阪市西成区)の東淀川店で、
従業員18人に法定時間を超える労働をさせたなどとして、淀川労働基準監督署は3日、同社と同社社長(65)、同社元顧問の
社会保険労務士(53)を労働基準法違反(長時間労働)などの容疑で大阪地検に書類送検した。従業員1人は長時間労働のため
過労死したとして、労災認定されている。同社が同法違反容疑で立件されるのは初めて。
同署によると、同社は平成19年7月29日~同9月29日の間、従業員18人に対し、労使協定を結ばないまま1カ月平均
約120時間の時間外労働をさせるなどしたとしている。
このうち50代の女性従業員は同9月30日、同店で商品の陳列作業中、突然くも膜下出血を発症して倒れ、意識不明のまま
約1カ月後に死亡した。死亡する直近2カ月間で、約280時間の時間外労働をしていた。
一方、社会保険労務士は、同署に対し、同店従業員のタイムカードなどの提出を拒んだとしている。
同社は大阪府内で55店舗を展開。12年1月以降、時間外労働などで労働基準監督署から計11回の監督指導を受けており、
同署は「時間外労働は全社的な問題」と指摘している。
同社の管理本部は「時間外労働などの事実はあったが、指摘された内容は現在、全社的に監督指導に従って是正している」とコメント
している。
ソース(MSN産経ニュース) URLリンク(sankei.jp.msn.com)