09/12/02 08:35:31
鳩山由紀夫首相の資金管理団体をめぐる政治資金収支報告書の虚偽記載問題に絡み、鳩山家関連の国際交流団体の常務理事
が、東京地検特捜部の事情聴取に対し、首相の実弟で自民党の鳩山邦夫元総務相側にも二〇〇二年以降、兄弟の母親の資金が
毎年一億八千万円ずつ渡っていたことを認めていることが、関係者への取材で分かった。
関係者によると、常務理事は邦夫氏の元政策秘書に指示。元政策秘書が母親から毎月三千万円を現金で受け取り、由紀夫氏側と
邦夫氏側にそれぞれ千五百万円ずつ分けて届けていたという。
母親から邦夫氏側への資金提供が今回明らかになり、これで母親から兄弟側に渡った資金の総額は、〇八年までの六年間で少なくとも
計二十一億六千万円に上るとみられる。
母親は鳩山家の資産管理会社「六幸商会」に依頼し、〇三~〇八年の六年間で自己資金計約三十六億円を現金化していたとされ、
その一部が兄弟側に提供されていたという。
邦夫氏の元政策秘書は国際交流団体の理事も務めている。元政策秘書は特捜部の事情聴取に対し兄弟側に現金を運んだことを
認めているという。邦夫氏の資金管理団体「新声会」と、ほかの三つの政治団体の〇六~〇八年の収支報告書には、母親からの寄付は
政治資金規正法上の政治家本人以外の寄付の上限に当たる百五十万円ずつしか記載されていない。
邦夫氏は本紙の取材に対し、一日までに回答を寄せていない。常務理事本人は「何も話すことはない」としている。常務理事と元政策
秘書の代理人弁護士も「何も答えられない」としている。
ソース(東京新聞) URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)