09/11/12 21:54:17
<被疑者市橋達也に対する死体遺棄被疑事件につき、平成20年4月8日千葉市市川市塩浜3丁目●●番●●において、本職は、
下記目録の物件を押収したので、この目録を交付します>
捜査本部が置かれた行徳署の巡査名で出された押収目録交付書である。宛先人は、昨年2月28日と3月2日、新宿2丁目界隈にある
「ハッテン場」で市橋とよく似た若者と肉体関係を持ったと語っている寺崎伸治さん(36)=仮名=。警察は交付書に寺崎さんから押収した
品物として、
<パンツ(灰色、ボクサーパンツ様のもの)>
と記していた。ちなみに「ハッテン場」とは、同性愛的傾向を持つ男性と自由恋愛を楽しむ「ソドムの市」。寺崎さんが入った店は入場料
1500円程度を払えば、24時間プレイできる仕組みだ。店内は薄暗く、いくつかのブースで仕切られている。
中肉中背の寺崎さんが昨春の出来事を振り返る。
「キレ長の目と厚い唇を持った身長約180センチ、細身のその男は“ネコ役”でした。私を受け入れた形で彼がイッた後、私も彼の中で
果てました。朝になって店から外に出たとき、たまたま一緒に店から出てきた友人が、彼を“市橋ではないか”と言ったのです」
話が聞こえたのか、市橋らしき男は逃走。寺崎さんたちは見失ってしまう。警察の手配写真を見て、男が市橋と確信した寺崎さんは
千葉県警に通報し、捜査員たちを現場に案内した。
寺崎さんは市橋らしき男のパンツを「戦利品」として持ち帰っている。すでに洗濯していたが、警察がパンツを押収したのは、男の体液が
わずかでも付着している可能性があるからだ。
このパンツは科学捜査研究所に送られ、DNA鑑定が行われた。県警からは、「どのメーカーの何という洗剤で洗ったか」との問い合わせも。
結局パンツからは市橋のDNAは検出されなかった、と県警から通知があったという。
その後も寺崎さんは、千葉県警に新宿2丁目の捜査で協力を求められた。
「深夜に県警の人から電話がかかってきて、2丁目のある店から市橋が来たという情報があったそうなんです。店の場所を教えてくれという
ものでした。県警の人にとって、2丁目は未知の世界のようで、いろいろ裏事情を教えてあげたそうですよ」(寺崎さんの友人)
「ハッテン場」に潜入した若い捜査員からは、
「いやあ初めての体験で…もう色んな人に身体を触られて困りましたよ」
という愚痴。市橋が名古屋で整形手術を受けたとの報道があった直後には、こんな問い合わせも。
「2丁目でヤミでやっている整形外科医があるのか」
新宿2丁目への認識は深まれど、県警が振り回された感なきにしもあらず。
ソース(週刊新潮 11/19号 26ページ)