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■自民、児童ポルノ改正案再提出へ 単純所持も規制
自民党は27日、個人が趣味で児童ポルノの写真や映像を持つ
「単純所持」も規制対象に加える児童買春・ポルノ禁止法改正案を
今国会に提出する方向で最終調整に入った。29日の党法務部会で
決定する見通しで、公明党にも共同提出を呼び掛ける。
民主党は「恣意的な捜査を招く」として規制に消極的だが、自民党は
単純所持を禁止していないのは主要8カ国(G8)で日本とロシアだけだと
指摘し、政府、与党に再考を促す考えだ。
法案は、与党時代に自公両党で共同提出したものとほぼ同じ内容で、
インターネットのプロバイダー(接続業者)に捜査協力や被害拡大防止の
努力義務を課すことなども盛り込んでいる。
先の通常国会では、購入などを規制する対案を提出した民主党と自公
両党が修正協議を進めていたが、衆院解散で廃案になった。社民党は
「表現の自由を侵す」として規制強化に慎重姿勢を示しており、与党の
足並みの乱れを誘う狙いもありそうだ。
■ソース:共同通信
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