09/10/17 23:34:26
■来春高卒予定者の就職、過去10年で求人倍率最低も
急速な景気後退の影響で、来春の高校卒業予定者の就職環境が厳しさを増している。
香川労働局によると、来春高卒者に対する７月末現在の求人倍率は１・３７倍で、
過去１０年間では平年並みだったが、例年、８月以降に追加される求人が伸び悩んで
いる。労働局は「年度の全求人数に対する求人倍率は、過去１０年で最低になる
可能性もある」と危機感を募らせている。
本年度の７月末現在の求人倍率は過去５年で最低。だが、景気が低迷していた
２０００～０４年度は、０３年度の０・９４倍を底にいずれも１・３倍を下回っており、
７月末時点では本年度以上に厳しい状況だった。
労働局はこうした状況について「景気が悪いと新卒者が働き始める翌４月以降の
見通しが立てられず、企業は遅く求人を出そうとする傾向がある」と解説する。８月
以降の追加求人数が年度の全求人数に占める割合をみると、２０００～０４年は
２５・５～３９・６％と高く、景気が上向いていた０６～０８年度は１５・９～１９・１％と
なっている。
では、本年度はどうか。労働局は「景気後退に対応して求人数を減らしつつも、
団塊世代の大量退職を踏まえた採用計画に沿って早々に求人を出した企業が多いの
では」と分析。そのため「不況下でありながら８月以降の追加求人は望みにくい。
すでに求人数は頭打ちで、求人倍率が伸びない可能性が高い」と話す。
（>>2-5あたりへ続きます）
■グラフ：来春高卒者の求人倍率と求人数の推移
URLﾘﾝｸ(www.shikoku-np.co.jp)
■ソース：四国新聞
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