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7日正午過ぎ、実家マンションを出て警察車両に乗り込んだ押尾学被告（31）。麻薬取締法違反で起訴され保釈中だが、警視庁に
任意で事情聴取されている。事件当日一緒にいた女性Tさんの変死について、警視庁捜査一課が捜査しているのだ。部屋に出入りした
元マネージャーも聴取に応じている。
「押尾被告を保護責任者遺棄罪で立件できる可能性があります。遺棄致死罪もありえるでしょう。麻薬の件と併せれば計算上は最高で
懲役30年にもなります」（板倉宏・日大名誉教授）
取材に当たる社会部記者がこう語る。
「圧力がかかり、捜査は打ち切ったとの報道もありましたが、実際は着々と進められています。そして、被害女性の内臓などの組織検査の
結果を含めた証拠類がようやく出揃ったのです。その証拠次第では、当局は過失致死容疑の可能性も生じるとみています」
Tさんに異変が起きてから押尾被告の知人が119番通報をするまで、約3時間が経っている。すぐに通報していればTさんが一命を取り留めた
可能性はあったのかどうか、どういう状況で死に至ったのかを詳細に調べてきたという。
噂される押尾被告の再逮捕はあるのか。その鍵はTさんの死亡推定時刻だと同じ社会部記者は言う。
「死亡推定時刻が遅ければ遅いほど、保護責任者遺棄致死容疑での立件の可能性が高まります。逆に即死だった場合、遺棄致死での
立件は難しい」
捜査はこのほか、部屋に遺された指紋や毛髪などの鑑識結果、「地どり捜査」としてマンションの監視カメラの分析、携帯の着信・発信履歴
から事件当日までのTさんの行動を洗っている。科学的捜査の結果をもとに、全貌が明かされようとしているというのだ。
「被害女性に付着した微物のDNA検査や、肝臓など臓器の検査をおこなってきました。現在は任意の事情聴取の段階なので、当局は
押尾被告らの言い分を聞いているだけ。証拠との矛盾点が生じてくれば、逮捕後にその部分を突いていくことになります」（前出同）というから、
逮捕に向けての最終段階に入ったともみてとれる。
こういった状況のなかで本誌は重要証言を得た。Tさんの遺体に付着した微物鑑識結果の中に重大な証拠が含まれていたというのだ。
別の社会部記者がこう漏らす。
「Tさんの体の数箇所から押尾被告を含む複数の男性の体液が検出されていたという情報があります。浴室の状況などから、当日、行為の
前にTさんがシャワーを使用しているとみられるので、それ以前の男性のものとは考えにくい。これが何を意味するのか」
初公判がおこなわれるのは23日だが、その前の再逮捕の可能性もある。この事件にはまだまだ解明すべき闇がありそうだ。
ソース（FLASH 10/27号 14ページ）
（参考ソース）
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