09/10/12 17:20:36
前原誠司国土交通相は12日、羽田空港を24時間運用の国際拠点(ハブ)空港として優先整備し、羽田が国内便、成田が国際便とすみ分けてきた首都圏空港の
「内際分離」原則も撤廃する考えを表明した。大阪府泉佐野市のホテルで橋下徹大阪府知事との会談後、記者団に述べた。
来年10月に4本目の滑走路ができ就航便数が大幅に増える羽田空港を韓国の仁川空港に匹敵する拠点にし、日本の国際競争力を確保するのが狙い。
橋下知事が求めた関西空港の拠点空港としての整備は明言しなかった。前原氏の発言は成田、関西、中部の3空港を国際拠点としてきた航空行政の大転換だけに
今後、論議を呼びそうだ。
前原氏は「日本にはいまハブ空港が存在しない。成田が国際、羽田が国内と分かれ、日本のハブ空港は韓国の仁川になっている」と述べ、
日本の地方空港から仁川空港を経由して欧米などに行く現状を見直す必要があると指摘。改善策として「内際分離の原則を取っ払って、
羽田の24時間国際空港化を徐々に目指していきたい」とした。
また関西空港について前原氏は「日本にハブをしっかり造ってから、関西、伊丹、神戸の関西3空港をどうするか検討していきたい」
と述べるにとどまった。
一方、関西空港を国内の二大ハブ空港の一つとしてとらえるべきだというのが持論の橋下知事は「関西がスポーク(拠点でない空港)という
方針が示されるのなら、府の金を出す必要はない」と記者団に述べ、年間約8億円の関西空港関連施策に対する支出を来年度以降、凍結する考えを示した。
ソース
URLリンク(sankei.jp.msn.com)