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全国3件目の裁判員裁判は3日、青森地裁で2日目の公判が行われた。
被告の祖母の証人尋問と被告人質問の後、ビデオリンクを使った被害者の意見陳述、
検察側の論告求刑、弁護側の最終弁論と進み、結審した。
~中略~
◆ビデオリンク
「被告人と傍聴席には見えないのでご安心ください」。午後2時53分、小川裁判長が、別室にいる被害者に語りかけた。
「事件の後は眠れない日々が続きました」。最初の被害女性が打ち明けると、女性裁判員はやり切れないような表情で目を伏せた。
弁護側は、被告が両親のいない家庭で育ったことを事件の背景に挙げたが、
もう1人の被害女性は「私も母子家庭だ。母は亡くなった」と強い口調で非難した。
◆結審
午後3時23分、論告に立った郷政宏検事は、強盗強姦罪の法定刑は無期懲役~懲役7年という重罪だと強調し、
「懲役15年を科すべきです」と述べた。
竹本真紀弁護士は最終弁論で、被告の不遇な生い立ちが事件の背景にあると述べた上で、
「厳罰だけでは更生の芽を摘むことになる」と主張。
法定刑を下回る酌量減軽を求め、「懲役5年が適当です」と訴えた。
最後に被告が証言台の前に立ち、「初めて被害者の声を聞いて、自分のしたことがどれだけ重いものかを知りました」などと述べた。
裁判長は、4日の判決言い渡しを告げ、結審した。
(2009年9月4日00時25分 読売新聞)
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※中略部、裁判員の質問内容と被害者の陳述等は>>2へ、