09/09/03 21:11:46
前さくら市長への賠償請求を放棄を議決 2009年09月02日
旧氏家町(現さくら市)の浄水場用地購入を巡る住民訴訟で、宇都宮地裁が市に命じた判決を、
「帳消し」にしかねない議案が市議会で可決された。地裁は昨年12月の一審判決で、秋元喜平前市長に
約1億2千万円を返還させるよう市に命じているが、市議会は9月定例会初日の1日、前市長に対する
市の賠償請求権を放棄する議案を賛成多数で可決した。市民の間では憤りの声が出ている。
◇「訴訟否定」市民、怒りの声/議長「これが民主主義」
訴訟は、浄水場用地を不当な高値で購入したとして、市内に住む自営業の男性が市を相手取り、
約1億2千万円の返還を当時の氏家町長だった秋元氏らに請求するよう求めた。市側は「用地取得は
適正だった」として控訴。東京高裁で29日に判決が予定されている。
議案は市議16人が提出。本会議で賛成16、反対5で可決された。 提案理由として、「秋元氏は
(旧氏家、喜連川両町の)合併以来、新生さくら市の発展のため尽力した。市民は深く感謝している」と説明。
一審判決の決め手となった土地評価額の原告側の鑑定結果は適正でないと反論し、土地の買値は妥当だったと
して「秋元氏への(賠償請求の)権利放棄は当然の帰結だ」と結論づけた。
本会議後に記者会見した角田憲治議長は「議決された以上、議会としてはなるべく早い時期に市民に
説明したい。これが民主主義なのかな」と語った。角田議長は本会議に先立つ全員協議会で、
(1)訴訟は一審で敗訴して係争中のため、市民から「司法への挑戦」と見られかねない
(2)市民の権利である住民訴訟を議会が否定していると受け取られる可能性がある―
といった「リスク」について、議員らに説明したという。
ソース:asahi.com:前さくら市長への賠償請求を放棄を議決-マイタウン栃木
URLリンク(mytown.asahi.com)
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