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時計店に修理依頼殺到
2009.9.1 17:24
大切な思い出がいっぱい詰まった腕時計が、ある日動かなくなった。そんな出来事を産経新聞の
読者投稿欄に寄せた手紙でつづった埼玉県加須市の主婦、田中多恵子さん（５１）の腕時計が、
投稿文を読んだ調布市の時計店主の申し出で修理され、田中さんの腕で再び時を刻み始めた。
田中さんの投稿文は７月３０日付生活面の投稿欄「きのう きょう」に掲載された。
「３２年前、就職祝いに父が買ってくれた腕時計…」。結婚し、子育てに追われた日々もずっと
大切にしてきた時計への思いがこめられていた。
調布市染地の時計店主、清水謙三さん（６３）はその翌日、産経新聞多摩支局を通じて
「修理してあげたい」と申し出た。親の代から時計店を営み、古時計を修理し続けて４０年以上になる
職人魂に火がついた。時計は田中さんから清水さんの店に送られ、お盆明けには修理が終わった。
８月２８日、田中さんは直接お礼を言うため、電車で１時間半かけて調布を訪れた。
清水さんから時計を受け取ると、「若い世代にはただの時計でも、私には宝物ですから」と笑顔。
清水さんは「ときどき手入れすれば。もう３０年でも働いてくれますよ」と請け合った。
カウンター越しにしばらく、古い時計についての話が弾んだ。
ソース
時計店に修理依頼殺到 - MSN産経ニュース
URLﾘﾝｸ(sankei.jp.msn.com)
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