09/09/01 07:55:07
全国3件目の裁判員裁判が1日、青森地裁で始まる。
裁判員の選任手続きには、呼び出し状を送付した73人のうち、40人前後の裁判員候補者が出席する予定となっている。
性犯罪を対象とした初めての裁判員裁判となることから、地裁は被害者のプライバシーに配慮して慎重な選任を進める。
裁判では、女性2人に対する強盗強姦(ごうかん)事件などが審理される。
地裁は選任手続きで候補者に被害者との関係を尋ね、知人などが選ばれないようにする。その際も被害者の氏名を告げず、
居住自治体や年代などで判断してもらう。手続きにかかる時間が予測できないため、1日は手続きのみとした。
青森地裁は7月、候補者名簿から100人を抽出し、病気などで辞退を申し出た27人を除く73人に呼び出し状と質問票を送付。
関係者によると、地裁は質問票への回答を基に30人ほどの辞退を認めるなどしたという。
これまでの裁判員裁判2件では、呼び出し状送付対象が東京地裁で73人、さいたま地裁で69人。
このうち辞退を認めたり、呼び出し状が届かなかったりしたのはそれぞれ24人と25人で、
呼び出し状を送付した人に占める割合は33%と36%。青森地裁では、4割強となる。
(2009年9月1日03時17分 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)