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強姦事件の裁判員、被害者の「知人」除き選任へ 8月29日8時16分配信 読売新聞
青森地裁で９月１日に始まる全国３件目の裁判員裁判で、青森地検は審理される強盗強姦(ごうかん)事件の
被害者に裁判員候補者の名簿を示し、知人の可能性がある候補者は裁判員に選ばないよう求める方針を固めた。
被害者のプライバシー保護と負担軽減を図るための措置。候補者の名簿は２８日、地裁から検察、
弁護側双方に送付された。
審理されるのは、住所不定、無職田嶋靖広被告（２２）が女性２人に対する強盗強姦、窃盗などの罪で
起訴された事件。性犯罪を対象にした初めての裁判員裁判。
地検関係者らによると、検察官は裁判員選任手続きが行われる９月１日までに強盗強姦の被害に遭った
２人に名簿を見せ、知人と同姓同名の人がいるかどうかなどを確認してもらう。地裁が呼び出した候補者
７３人のうち、既に辞退が認められた人らを除いた名簿が示される。
選任手続きの当日は裁判長に対し、候補者との面談で、知人の可能性がある人に年齢や住所などに関する
質問をするよう求める。面談には検察官と弁護士も同席。検察官が知人の可能性が高いと判断すれば、
裁判官に「理由を示さない不選任の請求」をする。４人までを不選任請求でき、知人だけでなく、
住所が近い人なども対象にする方針。
田嶋被告は強盗強姦と窃盗、窃盗未遂の計４事件で起訴されており、裁判員裁判では初めて複数事件が
併合審理される。田嶋被告は起訴事実を認める方針で、量刑が争点になる。公判は９月２日に始まり、
４日午後３時半に判決が言い渡される予定。 最終更新:8月29日8時16分
ソース
強姦事件の裁判員、被害者の「知人」除き選任へ（読売新聞） - Yahoo!ニュース
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