09/08/28 13:42:21
スーパーの衣料品のイメージを刷新しようと、大手各社が本腰を入れ始めた。キーワードは、最新の流行を採り入れつつ価格を抑えた
「ファストファッション」の激戦地である東京・原宿だ。
イオンが２７日に原宿で開いたファッションショー。赤やピンクのフリース製パーカーをはおった２０代の女性モデルが、
ステージを歩いていく。９月末からジャスコなどで売り出す自主企画（ＰＢ）の新商品「ＳＬＩＭ ＦＩＴ パーカー」は、
手の甲がかぶるくらい丈が長い袖や、大きめのフードが特徴。「平均的な顧客を狙ってきた」というイオンの商品では見られなかった
デザインだ。
若者向けのファッションイベント「原宿スタイルコレクション」の主催者と提携し、２０代の女性読者モデルの要望を採り入れて
共同開発。税込み１９８０円と若い世代にも手に取りやすい価格で、年内に第２、第３の衣料品を投入する計画だ。
ＰＢ商品を開発するイオントップバリュの山田重道・衣料商品企画開発部長は「若者の情報文化の発信地で集めた情報を生かして、
商品開発を進めていく」という。
西友も６月、「『安いけどダサい』を打破する」と銘打った新作ショーを原宿で開催。「ＫＹ（カッコイイヤスイ）ファッション」とうたった
ＰＢ商品を全国約１００店で展開しており、「ファストファッションの発展地から発信することで、新しい取り組みのメッセージを伝える」
（野田亨・最高執行責任者）という狙いがあった。
ただ、大手スーパーが手本とする原宿も、ユニクロやポイントのほか、Ｈ＆Ｍやフォーエバー２１など世界の強豪が旗艦店を構え、
激しい勝ち残り競争の舞台になっている。小売り各社が２０代の若者に照準を絞るなか、さらなる差別化が求められそうだ。
イオンのフリースのパーカーを着てポーズを取る読者モデルら＝２７日、東京都渋谷区
URLﾘﾝｸ(www.asahi.com)
asahi.com（朝日新聞社）：イオン・西友、「原宿スタイル」が手本 衣料品新戦略
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