【中央日報コラム】鳩山由紀夫の友愛論[08/27]at WILDPLUS
【中央日報コラム】鳩山由紀夫の友愛論[08/27] - 暇つぶし2ch2:おまコンニャク(090915)φ ★
09/08/27 18:53:39
>>1の続き

戦後の日本に押し寄せたマルクス主義勢力の攻勢に対抗し、健全な議会民主主義を確立するためには、
左右の両極端を排撃し、友愛の価値に基づいた政治をすべきだというのが、鳩山一郎氏の所信だった。
彼の孫で、米スタンフォード大工学博士出身教授から政治家になった鳩山由紀夫氏は友愛の現代的意味を
「自立と共生の原理」と再正義し、友愛の価値は21世紀にも依然として有効だと強調している。

鳩山氏は脱冷戦以後の日本社会は米国発グローバリズムという市場原理主義にずっと弄ばれてきたと
診断している。 資本主義を原理的に追求する時、人間は目的でなく手段に転落するという事実を今回の
金融危機が改めて赤裸々に見せているということだ。 したがって現時点で友愛は、市場至上主義から
抜け出し、自立と共生の経済体制に転換することだと主張する。

私が注目するのは鳩山氏の友愛論が日本列島レベルに留まらないという点だ。 鳩山氏は国家間の関係でも
友愛の精神を強調している。 違いを認め、尊重しながらお互い助け合い、仲良く付き合う共同体的な関係を
目指さなければならない、ということだ。 鳩山氏が東アジア共同体の実現を公約で主張している理由だ。

鳩山氏はイラク戦争の失敗と金融危機で米国主導の一極支配体制に寿命がきていると主張する。
にもかかわらず今後20-30年間は米国は相変わらず世界最強国家として残るため、覇権的地位を
維持しようと努める米国と新しい覇権国になろうとする中国の間で政治・経済的自立を維持しながら
国益を守っていくことは、日本だけでなくアジア中小国の共通した悩みだと指摘している。

軍事力増強や領土問題、そして過去の問題は、韓日や日中の両国レベルで解決できないため、むしろ
地域統合を通じて問題を解決するという点も、東アジア統合が避けられない理由だと力説する。
10年以上先を見据えてアジア共同通貨を準備し、最終的には政治的統合まで念頭に置かなければならないと
いうことだ。

自立と共存の原理に基づいた友愛の精神の上に平和で繁栄した東アジア共同体を建設しなければ
ならないという鳩山氏の主張は理想論に近いが魅力的だ。85年前、クーデンホフ・カレルギーが
ヨーロッパ統合を唱えた時も、同時代の人はあざ笑った。 しかしすべての偉大な歴史は夢から始まる。
鳩山氏が自分のホームページ(www.hatoyama.gr.jp)に特別寄稿の韓国語訳まで載せているのをみると、
軽い気持ちで述べているのではなさそうだ。 日本現代史の分水界となる8月30日の総選挙が3日後に
迫った。 鳩山氏の夢は東アジアに変化の風を起こすだろうか。


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