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「第２２回ＪＡＰＡＮＴＥＮＴ－世界留学生交流・いしかわ２００９」（北國新聞社特別協力）は２５日、
留学生国際シンポジウムが金沢市の金沢エクセルホテル東急で開かれ、「ふるさと愛」を世界平和へと
発展させていく決意をうたった「ジャパンテント・アピール２００９」を採択した。留学生たちは、郷土の文化や自然、
偉人に誇りを持つことの大切さを学んだ経験を宝物に、異文化交流の輪を広げていくことを誓った。
基調講演した国連大高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニットのあん・まくどなるど所長は、
世界各地を旅した経験を教訓に「自分の国を知らないで他国を回っても深くまで理解はできない」と指摘。
「『ふるさと愛』はいいグローバル社会をつくる第一歩になる」と話し、ジャパンテントでの体験を今後の人生に生かすよう呼び掛けた。
パネル討論では、特別プログラム「留学生による舳倉島調査」で輪島市沖の同島を訪れたブラジル、
中国、ドイツ出身の３人と、北國新聞社舳倉島・七ツ島自然環境調査団の藤則雄団長（金大・金沢学院大名誉教授）、
川合康平団員（金大大学院）が成果を報告した。
進行役の米田満北國新聞社論説委員がアピールとしてまとめ、満場一致で了承を得た。
３０の国と地域から３０人のジャパンテント大使が任命され、ＮＰＯ法人ジャパンテント・ネットワークを核に
交流の懸け橋となることを誓った。
シンポジウムに先立ち、金沢市の北國新聞赤羽（あかばね）ホールで、金沢出身の八田與一（よいち）技師を
モデルにしたアニメ映画「パッテンライ！！」（同製作委員会、本社、虫プロダクション製作）の鑑賞会が開かれ、
留学生が郷土の偉人の功績を伝える意義を感じ取った。
夕方からは、金沢城公園三の丸広場で「ジャパンテント・イン・金沢」が開かれ、留学生や学生スタッフ、
ホスト家族らが名残惜しく最後の夜を楽しんだ。
ジャパンテントは２６日、石川県庁１９階展望ロビーでの「さよならセレモニー」で閉幕し、留学生は石川の夏に別れを告げる。
留学生やホスト家族が踊りの輪を広げた「ジャパンテント・イン・金沢」＝金沢城公園三の丸広場
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