09/08/21 18:56:50
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「主張や発言がブレる」「仕事ができない」―。民間調査会社「コミュニケーションデザイン総合研究所」（東京都港区）は２０日、
「２０～３４歳のＯＬらがイメージするダメ上司」の調査結果を発表した。
タレントの高田純次を押しのけ、ワースト１位に選ばれてしまったのは、何と麻生太郎首相（６８）。
逆風の中、全国遊説でひとり気を吐く首相だが、本番より一足早く悲しいトップ当選を果たしてしまった。
調査対象は、首都圏在住の２０～３４歳のＯＬと女性公務員。「ダメ上司のイメージがあると思う著名人男性」を
自由回答で聞いたところ、麻生首相は５２票を集め、断トツだったことが分かった。
２位はタレントの高田純次（３８票）。さらに３位は、薄毛が情けない雰囲気を漂わせる俳優の温水洋一（２０票）と異色の３傑となった。
調査は８月上旬にインターネットで実施し、計５１７人が回答。どうして麻生首相は、ダメ上司なのか。
「主張や発言がブレる」と５２人全員が回答。ほかには「頼りがいがない」「仕事ができない」などが続いた。
ダメ上司呼ばわりされた首相だが、１９日には北海道帯広市を訪れ、苦戦を強いられている中川昭一前財務相（５６）を応援。
元部下である中川氏が「もうろう会見」で大臣を辞任したことに関し「私の監督不行き届きも含め、おわびを申し上げる」と陳謝。
上司としての責任感をアピールしたが、惜しいことに調査には間に合わなかったようだ。
芸能人が大半を占めた「ダメ上司」上位２０人だが、首相を含め政治家６人もランクイン。
「あなたとは違うんです」の捨てゼリフで昨年９月に辞任した福田康夫前首相が９位で、
自民逆風のきっかけとなった「放り投げ辞任」の安倍晋三元首相が１０位。
一方、次期首相濃厚な民主党の鳩山由紀夫代表も１６位に入り、先行きに不安を残した。
漫画家の倉田真由美さん（３８）は「麻生さんが上司だったら、正直うっとうしいですね」と納得の様子。
発言や主張のブレはもちろん「自分の話は長々と、それでいて部下の話はちゃんと聞けなさそう」と指摘。
セレブで羽振りのいい上司にはなりそうだが、それでもダメなのか。「ＯＬもタダメシだけじゃ、ホイホイ付いていかないと思う。
飲むなら『その分の時給もくれ』とか言ったりして」
一方で倉田さんは「宇宙人」と評され、つかみどころのないキャラの鳩山氏についても「誰にも嫌われないけど、毒にも薬にもならない。
（上司としては）なんだか頼りない」とこれまた手厳しかった。
炎天下で全国を走り回る麻生首相が聞いたら目まいを起こしそうなランキングだが、
調査した同社は「ＯＬらが次期首相に期待するのは、麻生首相とは真逆で、芯が強くてブレのない言わば
『サムライ的な人物』」と容赦なく分析している。