09/08/19 20:15:30
#【こども】思春期の女の子に下着教室 体の変化、楽しく学ぶ
思春期の女の子は、胸がふくらみ始めるなど体の変化が顕著。でも、戸惑いや
恥ずかしさから、ブラジャーはいつからつければいいのか悩んでいる子は
少なくない。保護者も、ひと昔前の自分の体験で判断しがちだ。こうした思春期の
女の子や保護者を対象にした下着教室「ツボミスクール」が各地で開かれ、
注目を集めている。(伐栗恵子)
◆バストを守る役割
教室は下着メーカー「ワコール」(京都市)が全国子ども階連合会(東京)と協力して
平成13年から開催。口コミなどで徐々に広がり、昨年度は関東、関西を中心に
229回開かれ、参加者は4125人に上る。
小学4~6年生、中学1~2年生、保護者の3コースがあり、「ツボミシスター」と
呼ばれる講師役のワコールの社員が、子供と大人の体の違いや発達に合わせた
下着の選び方、サイズの測り方などを説明。恥ずかしがる子供たちのためにゲームを
交えてブラジャーに触れる機会をつくるなど、楽しく学べるように工夫されている。
今月上旬に大阪市内で開かれたツボミスクール。ツボミシスターの今里教子さん(36)が
参加者の小学高学年の女の子たちに問いかける。
「服とこすれて胸が痛くなることはある?」
子供たちは互いの顔を見て、照れ笑い。小さくうなずいた子に、今里さんは安心させるように
「それは胸がふくらんできたしるしで、病気じゃないからね」とにっこり。
胸の部分に保護用の布がついた下着ややわらかいワイヤ入りのジュニア用ブラジャーを
示しながら、「大人の女性にとっては胸元をきれいに見せるためのものだけど、みんなの
場合には成長過程のバストを守る大切な役割があるの」と強調し、「ブラジャーをつけるのは
恥ずかしいことじゃないからね」と呼びかけた。
◆3段階で選ぶ
では実際、いつごろから、どんなブラジャーをつければいいのか。今里さんは成長に
合わせて、3段階で選ぶことをすすめる。
ステップ1は、初経はないけどバストがふくらみ始めたころ。ちょっとした刺激にも敏感な
時期なので、やわらかい素材のブラジャーや胸の部分が二重になったキャミソール、
タンクトップなどでカバーする。初経を迎えたステップ2では、バスト全体がふくらんで
いくときなので成長に対応できるよう伸縮性があり、カップ部分に立体感のあるものを選ぶ。
そして初経から1年以上たったステップ3では、大人のバストに近づくので、やわらかい
ワイヤで胸を支えるブラジャーを着用する。
「成長は一人一人違います。学年や身長などで一概に着用時期は決められません」と
今里さん。保護者には、自分の体の変化に戸惑いを抱く子供たちがファーストブラに
嫌な思いを持たないよう、きちんとサイズを測って試着した上で選ぶことが大切とアドバイスする。
ブラ着用早まる
ワコールの人間科学研究所が昭和55年と平成12年の10代の体形について比較分析した
結果によると、11歳の時点でバストがふくらみ始める割合は、55年の46%に対して12年は
63%と大幅に上昇。ブラジャーの着用率も、55年は中学1年で3割だったのが12年には
8割に達した。バストの成長が早まっているにもかかわらず母親がひと昔前の自分の経験で
判断すると、実際の子供の成長とずれが生じてしまいがち。注意が必要だ。
ソース:msn産経ニュース
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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