09/08/18 23:07:55
合成麻薬MDMAを使用したとして麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いで逮捕された押尾容疑者は、「女性に勧められて錠剤を飲んだ」
「違法とは知らなかった」などと供述し、一貫して否認を続けている。
無残な姿で命を落とした女性Kさん(30)は、銀座で働くホステスだった。岐阜県出身で、石川県で短い結婚生活を経験したのち、上京して
新宿や銀座のクラブなどを渡り歩いてきた。
(中略)
事件の発覚は、8月2日午後9時20分ごろ。エイベックス・グループに所属する押尾容疑者のマネジャーが、119番通報した。消防からの連絡で
駆けつけた署員が見た部屋の様子からは、事件性を示す痕跡が見つからなかったという。
(中略)
押尾容疑者は事件翌日の8月3日、エイベックスに解雇され、麻布署に薬物使用を突き止められて逮捕された。
親友の夫はこの日、家族とともに麻布署に駆けつけたが、即座に私服の刑事からこう断言されたという。「事件性はありませんよ」
夫は首をかしげて言う。
「なぜ即座に断定したのか、本当に不思議です。誰がいっしょにいたのか、何をしていたのかは教えてくれなかったが、死亡時刻と通報時刻は
教えてもらった。それがあまりにも差が開いていることに、Kちゃんの両親も疑問を持っている。所持品は何も返してもらえず、携帯も行方不明だと
言われました」
実は、押尾容疑者が逮捕された日の翌日、六本木ヒルズの植え込みから1台の携帯電話が捜査員によって発見された。本誌記者が目撃した
限り、それは紫色の折りたたみ式で、Kさんの携帯である可能性が高い。押尾容疑者や仲間の誰かが、何かの目的で、携帯を隠したことが推認
できる。
■捜査1課はもう引き揚げている
複数のスポーツ紙が、「殺人や傷害などの事件を扱う警視庁捜査1課が、なおも捜査中だ」と報じているが、これは完全な誤りである。ある
捜査官が、こう解説する。
「捜査の担当は、薬物と銃器が専門の組織犯罪対策5課に移ってる。確かに事件の認知後、1課の1班が臨場したが、数日中に事件性がない
と判断して引き揚げた。死因の特定は捜査1課で続けるが、遺体からも薬物反応が出てるので、ショック死と発表して終わりでしょう。麻布署だけで
保護責任者遺棄致死の立件を図る可能性は極めて低い」
ということは、勾留期限までに薬物使用についての捜査を終えると、事件としては“終結”する可能性が高い。押尾容疑者やそのマネジャーが
何を“隠蔽”しようとしたのかは、すっかり闇に葬られかねないのだ。
事情を把握しているだろうエイベックス・グループに8月13日、取材を申し込もうとしたところ、お盆休みに入っていた。
代わって、あるエイベックス関係者が、押尾容疑者とエイベックスとのなれそめを、こう打ち明ける。
「押尾はね、Aという料亭の娘の亭主から頼まれて預かったタレントなんだ。Aは警察にも太いパイプを持っている。そんな背景があるせいか、
押尾はフィクサー気取りで『俺は住吉でも稲川でも動かせる』と誕生会などで豪語するらしい。今回は元署長が動き回ってくれたとも噂されてるけど、
本当はある警察キャリアが1枚、間に噛んでるんだ。だから、あとは戦線縮小していくだけなんだ」
押尾容疑者とも関係が深く、警察官僚にもパイプがあると吹聴する有力者から最近、Kさんの勤務先の関係者にこう連絡が入った。
「アレはすぐに片が付くよ。心配はいらないから」
この言葉を聞いた店のスタッフは、“強い力”が働いていると感じたという。
親友の夫が、遺族の気持ちをこう代弁する。
「Kちゃんの家族は、ショックを受けながらも、真実を知りたがっています。なぜ死んだのか、どうして押尾らは通報してくれなかったのか。遺族には当然、
知る権利があるはず。うやむやにすることは、絶対に許されません」
ソース(週刊朝日 8/28号 122-123ページ)
URLリンク(publications.asahi.com)