09/08/18 01:47:58
二度と戦争をしないために、平和の輪を広げよう―。終戦記念日の１５日、
市民たちが豊橋市内で戦争反対を訴える平和行進を行った。
主催したのは「平和都市をめざそう豊橋市民展」実行委員会。同実行委員会は毎年、
豊橋まつり（１０月）の同時開催イベントとして、太平洋戦争の史料などを展示する市民展を開催。
１７年前からは８月１５日に、市内で反戦のための行進を行っている。
同実行委員長の安間慎さん自身、先の戦争で近親者を失った。義父が４５年５月３０日の沖縄戦で、
乗っていた潜水艦を撃沈され、いまだに遺骨も戻っていない。戦争犠牲者の声なき声が、安間さんを平和運動に駆り立てている。
今年は市民約４０人が参加。豊橋市向山大池町の向山公園内にある「平和の塔」の前で追悼式典を行った後、
一行は午前１０時過ぎに同公園を出発。同市湊町の湊町公園まで約５・５キロの道のりを行進した。
目的地に到着後、参加者たちは近くの東本願寺豊橋別院に移動。今年初めての試みとして、
同寺で戦争犠牲者を追悼する鐘つきを行った。
戦時中、豊橋市内の寺院からもほとんどの鐘が軍に供出されたが、同寺の鐘は無事だった。
３５０年以上前の寛永年間に作られたという由緒ある鐘をつきながら、参加者たちは恒久平和への誓いを新たにした。
平和の大切さを訴え、行進する参加者（向山公園で）
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東日新聞
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