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【 用語解説 】
※1 ケールのカルシウムには、牛乳と同等以上の吸収率があることが確認されています。
青汁の原料となるケールには、溶解性の高いカルシウムが多く含まれ、吸収阻害因子の影響を受けにくいこと、
また健常男性を対象にした単回摂取試験ではケールが牛乳と同等以上の吸収率を有することも確認し2007年
11 月17 日に開催された「第29 回日本臨床栄養学会総会」で発表致しました。
※2 骨代謝マーカー(骨吸収マーカー:血清NTX、尿中NTX、骨形成マーカー:血清OC、血清BAP)
骨形成や骨吸収を反映する血液や尿へ出ている物質です。これらの物質を検査することで、骨の代謝状況を
評価できます。骨代謝マーカーには、骨形成マーカーと骨吸収マーカーがあります。骨吸収マーカーには血清
NTX(Ⅰ型コラーゲン架橋N-テロペプチド)、尿中NTX など、骨形成マーカーには、血清OC(オステオカルシン)、
血清BAP(骨型アルカリフォスファターゼ)などがあります。
骨代謝マーカーは将来の骨密度減少や骨折リスクの評価、治療開始判定や効果を把握する際に用いられます。
一般的に骨代謝マーカー(骨吸収マーカー、骨形成マーカー)が高い場合は骨吸収(骨を壊して吸収する)の亢
進状態を表します。特に閉経後は骨代謝回転が亢進して骨量が減少しやすい状態で、骨粗鬆症患者さんでは
骨代謝マーカーが高値を示すため、薬物治療では骨代謝回転を低下させることが重視されています。
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■日本骨代謝学会
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