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愛知県から静岡、長野両県へと向かうJR飯田線が、「秘境駅」の宝庫として
静かな人気を集めている。商店どころか民家もなく、中には自動車で近づくこ
とすらできない、常識を覆す駅たちだ。そんな駅をはるばる訪ねる人がいれば、
駅を守る住民もいる。この夏、身近な「別世界」に足を踏み入れてみてはどうだろう。
豊橋を発車して約1時間半。静岡との県境に近づくと、車窓から見えるのは
クリームがかった緑の天竜川と、生い茂る木々ばかりだ。まばらに座る乗客は、
駅に着くと自分でドアを開けて乗り降りする。
◇
「秘境駅」という言葉は、広島県三次市の牛山隆信さん(42)のホームページと
本「秘境駅に行こう!」によって知られるようになった。全国にあまたあるローカル
線の中でも飯田線の評価は高く、上位40駅に小和田など6駅が入っている。
人気漫画「鉄子の旅」でも飯田線の駅が紹介され、さらに知名度が上がったようだ。
なぜ秘境駅に引かれるのか。牛山さんは「観光地に旅をすれば、売り手が何でも
与えてくれる。でも、先の見えない時代だけに、『何でこうなっているのか』『昔は
どうだったのか』などと思いをめぐらせ、答えを探していく旅があっても
いいんじゃないか」と話す。
JR東海も、飯田線の活性化に「秘境駅」を利用しようとしている。07年から長野県
飯田市で「飯田線検定」を実施しており、8月1日にあった第3回検定は東海3県を
はじめ東京、大阪などから84人が受検した。今年は初級、中級、上級にクラス分けし、
テストに出題されそうな「参考問題」を、あえて小和田や中井侍、為栗などの駅に
張り出した。問題は「『三河』とつく駅はいくつある?」(答えは5駅)「小和田駅で
十二ひとえの結婚式があったのはいつ?」(答えは03年)などだった。
朝日旅行(大阪市)は今年3月、小和田や田本、金野などを1泊2日で巡る
「飯田線各駅停車の旅~天竜川と秘境駅編」を実施。定員13人のところ12人が
参加した。(山吉健太郎)
(一部省略しました。詳しくはソースをご覧ください。)
ソース:朝日新聞
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