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#井本さん、スリランカで教育支援
スリランカで教育支援に取り組む元五輪競泳代表 井本 直歩子(いもと なおこ)さん 33
28万人が収容された避難民キャンプが、今の職場だ。「復興には人材育成が
欠かせない。そのためにも、子どもたちに教育を受けさせたい」と、仮設教室の
設置などに奔走する。
国連児童基金(ユニセフ)職員として、スリランカに2年前赴任した。25年以上も
続いた内戦は今年5月に終結したが、人々の厳しい生活は変わらない。
1996年のアトランタ五輪で200メートル自由形に出場し、800メートルリレーでは
4位に入賞。意外な転身だが、「水泳があったから今の道に進んだ」という。
国際大会で、穴の開いた水着を着た途上国の選手や、戦争のさなかに出場した選手に
出会い、「支援の仕事がしたい」との思いを強めた。
慶応大に進学し、2000年に引退。英国の大学院で国際紛争について学び、
国際協力機構(JICA)の活動でアフリカにも派遣された。
「素直に歩む」ことを願って両親が名付けたが、「目標を決めると一直線に歩む性格です」
と笑う。「戦闘で家族をなくし、心に傷を負った子どもも多い。一人でも笑顔の子を増やしたい」
と前を見据える。(生活情報部 前田利親) (2009年8月15日 読売新聞)
ソース:読売新聞
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