09/08/16 09:10:40
東京都練馬区立中学校の副校長が7月、覚醒剤(かくせいざい)を所持していた容疑で、神奈川県警に逮捕された。それだけでも、学校
関係者や生徒には大きな衝撃なのに、あろうことかこの副校長、出会い系サイトで知り合った27も歳下の男と、薬物を楽しむ「密接な関係」
を続けていたことが県警の捜査で判明した。覚醒剤を使用し続けた“聖職者の素顔”を追った。
■「まさか…」 逮捕を知らせた突然の電話
夏休みに入ったばかりの7月21日。
午前11時20分ごろ、都内のグラウンドで、野球部の練習試合を見ていた区立光が丘第2中学校の坂井晃校長の携帯電話が鳴った。
電話に出ると、相手は「神奈川県警高津署」と名乗った。
「副校長が覚醒剤の所持で逮捕されました」
「まさか…」
坂井校長は信じられなかった。だが、逮捕は事実だった。覚せい剤取締法違反罪で起訴されたのは同中学副校長の高橋三郎被告(53)。
高橋被告はこの日朝、東京都中野区南台の自宅マンションを高津署員に家宅捜索され、覚醒剤を押収された。
(中略)
■捜索受け観念? 自ら差し出し、逮捕される
7月21日早朝、マンションの自宅に高津署の捜査員が踏み込んだ際、高橋被告は夏用のスーツを着て、出勤準備をしている途中だった。
捜査員が、覚せい剤取締法違反容疑の家宅捜索令状を示すと、高橋被告は一瞬、驚いた様子を見せたが、観念したのか、すぐに自ら台所の
棚に隠していたポリ袋入りの覚醒剤約0・2グラムを捜査員に差し出したという。事情聴取にも抵抗することもなく淡々と応じ、その場で覚せい剤
取締法違反(所持)の現行犯で逮捕された。
高津署は事前に、高橋被告が覚醒剤を所持しているのではないかという情報を入手し、ひそかに捜査を進め、捜索令状をとっていたのだった。
高津署によると、独身で、自宅マンションに1人で暮らしていた高橋被告は調べに対し、「仕事のストレスがあり、3年前くらいからやっていた」と
覚醒剤の使用も認めていたが、持っていた覚醒剤については「仲間から預かっていたものだ」と供述した。
■突然、自ら出頭してきた“相棒”
高津署は当初、この供述を基に、覚醒剤の入手先などを捜査していたが、翌7月22日午後になって、事態は予想外の展開を見せた。
「(高橋被告と)一緒に覚醒剤を使用していました」
高津署に出頭してきたのは、派遣社員、山本俊介被告(26)。山本被告は派遣先の共同通信の上司に付き添われて署を訪れた。
捜査線上にその名前すら浮かんでいなかった山本被告。同署によると、調べに対し、「高橋被告だけ捕まるのは悪いと思った」と供述したという。
高橋被告に対する強い“情”が感じられる供述だった。
■男性専門出会い系サイトで知り合った2人
「高橋被告に対し、愛情というか何というのか…。ただのシャブ(覚醒剤を意味する隠語)仲間以上の関係があったから出頭してきたのではないか」
ある捜査幹部がこう話す。
2人が知り合ったのは「ゲイバイ出会い」と掲げられたインターネットのサイト。鍛え上げられた上半身を写した男性の写真の脇には「彼氏募集中」
の文字が躍る。2人は今年4月にこの男性専門の出会い系サイトで知り合ったという。
同署によると、山本被告も高橋被告と同じく独身。調べに対して「女性には興味がない」と話しているという。
捜査関係者は「出会い系サイトで知り合った2人は、連絡を取ってすぐに会い、お互いシャブをやっているということから意気投合したようだ」との
見方を示した。
同署によると、2人の腕には複数の注射跡があり、山本被告は「(逮捕の)数日前にも2人で覚醒剤を使用した」と供述しているという。
(以下略。全文はソース元でどうぞ)
ソース(MSN産経ニュース) URLリンク(sankei.jp.msn.com)